IDMS-200 RUS 超音波スペクトロスコピー
メーカー名:Insight k.k.
IDMS-N200
とは固体の自由振動の共鳴周波数 から弾性定数を決定する手法であり,原理的には全ての独立な弾性定数を決定 することができます。ダイレクトコンバージョン方式を採用したIDMS-N200は最新のデジタル技術による フルデジタル計測システムです。USB2.0インターフェースにより手軽に高速デー タ収集が可能です。
共鳴周波数の測定には3点支持型の圧電センサを使用します。このセンサは2本の圧電振動子と1本の熱電対で構成されており、試料を3点の上に置いて測定を行います。一方の圧電振動子に正弦波信号を入力すると、入力信号と同じ周波数で圧電振動子が振動して試料に振動が励起されます。試料の振動振幅はもう一方の圧電振動子で電気信号として受信されます。入力信号の周波数を変えながら振動振幅を測定すると、試料の共鳴数波数と一致する周波数のときに振動振幅が急激に大きくなり(共振状態)、スペクトルにピークが現れます。このピークの位置から共鳴周波数を決定します。超音波センサではしばしば音響結合材を必要としますが、この3点支持型センサでは音響結合材が必要がなく、試料には自重以外の外力が作用しないためにほぼ完全な自由振動を励起することが可能です。
IDMS-N200 主な仕様
IDMS-N200 | |
周波数帯範囲 |
10 kHz – 20 MHz |
ダイナミックレンジ |
> 80 dB |
Resolution Band Width (RBW) |
30KHz, 15KHz, 7.2KHz, 3.6KHz, 1.8KHz, 900Hz, 450Hz, 220Hz, 110Hz, 60Hz, 30Hz, 15Hz, 7Hz ( In case of Gauss Window ) |
最大送信電圧 |
25 Vp-p |
周波数設定 |
32 bit |
最小分解能 |
0.023 Hz |
A/D変換 |
100 MS/s / 16 bit |
寸法 |
160(W) × 210(D) × 90(H) mm |
重量 |
1.7 kg |
電源 | DC12V/1A |
付属品 | AC adapter 100-240VAC 50/60Hz USB cable Carrying Case |